経口補水療法について

経口補水療法とは、点滴の代わりに経口補水液(ORS:Oral Rehydration Solution)を口から飲ませて水分補給をする治療法です。

ORSは塩分と糖分が適切な割合に調節されていて、おう吐や下痢によって失われた水分と塩分が速やかに吸収されます。

軽症~中等症の脱水がある場合、すでにおう吐や下痢で失われた水分(不足分)と同じ量を4時間以内にORSで取り戻します。

その後、おう吐や下痢のたびにORSを追加して飲ませて水分の維持をします。

現在、市販で手に入る経口補水には、OS-1やアクアライトORSなど様々なものがあります。スポーツ飲料とは異なりますので、薬局や病院でご相談されて購入されるのが良いと思います。

詳しい量や飲ませ方は医師と相談して下さい。

 

これから、気温が上がり、熱中症なども起こしやすくなります。

水分補給はとても大切です。

 

 

 

日本での麻疹の流行

 

2019年、国内での麻疹の患者さんは2月中旬までに167人になりました。
特に2月に入って、大阪で沢山の患者さんが出ています。
2015年に日本土着の麻疹は撲滅しております。
しかしながら、海外から持ち込まれるケースが多く、流行が拡大しています。

麻疹は世界規模で増えており、WHOは2019年2月14日に、2018年の全世界の麻疹患者が前年と比較して50%以上も増えていると警告をしています。

麻疹(はしか)は、空気感染で感染をしていきます。
感染力は非常に強く発症者が1人いると、12人以上に感染が広がっていくと言われています。

1990年以前に生まれた人の多くは麻疹ワクチン接種回数が少ないこともあり、罹っていない方は、ワクチンの追加接種をされた方が良いと思います。
麻疹は、人によっては脳炎や肺炎を合併し、死亡することもあります。
予防をすることが、重要です。

 

インフルエンザ脳症

今年インフルエンザ脳症に127人も罹っていた。

脳症はインフルエンザになると発症し意識障害が伴う病気ですが、意識や言葉、行動などに異変が生じ、ときに生命に関わることもあります。そのため、インフルエンザ脳症を発症した場合は、入院による集中的な治療が必要とされます。

小児では発熱後1日以内にほとんどが発症します.幼児期に好発し,発症年齢は1歳が最多です.欧米では少なく,日本を含む東アジアで多いという特徴があります。

脳症を防ぐことは難しいですが、インフルエンザに罹らなければ発症しないので、インフルエンザワクチンを接種することは望ましいですね。

 

日課・業務   動物咬傷による狂犬病

海外渡航に伴い、海外で動物に咬まれたりすることが多々あります。
当院にも、インドネシア、タイ、インド、ベトナム、モンゴル、中国、スペインといろいろな国で動物に噛まれた、引っかかれた、傷を舐められたなどで受診されます。


狂犬病は日本など一部の国は狂犬病の無い清浄国ですが、
世界中に常在し発症しています。


咬傷を受けた場合の正しい対処法


●受傷部位の充分な洗浄・消毒
●ワクチンや免疫グロブリンによる適切な暴露後発症予防策
狂犬病ワクチン未接種者の場合は必ず当日に開始、必ず5回接種(0・3・7・14・28〜30日)
●基礎免疫があれば、2回(0・3日)のみを接種します。



狂犬病とは
全ての哺乳類とコウモリが狂犬病ウイルスを媒介する可能性があります。
狂犬病症状が出現した場合の致死率はほぼ100%です。
現在でも有効な治療法は確立されていません。



以上を踏まえると、清浄国以外への渡航に際しては
適切な温度管理をしたワクチンを接種することができるか?
などを考え、事前に接種をしておくことが重要です。

日課・業務 感染性胃腸炎

本日も終了です。

感染性胃腸炎の方が多くおられます。
気持ちが悪い、嘔吐をしましたと来院されます。


おう吐した吐物は、すみやかに片付けて、次亜塩素酸ナトリウム(ハイターなど)で消毒をして下さい。
アルコール消毒は効果が低いです。


吐物は吸水ができるオムツ(あれば吸水ポリマーシート)などでおおい、嘔吐物をオムツごと除去します。
残った吐物の上に、ハイター液に浸したペーパータオルなどで覆い、そのまま捨てます。

希釈液は、全量を一リットルにします。
80倍は、哺乳瓶などの消毒・・・・・・・・・・・原液12.5ml+水987.5ml
50倍はシーツ,食器、調理器具などの消毒・・・・原液20ml+水980ml
10倍は吐物などの消毒・・・・・・・・・・・・・原液100ml+水900ml


寝具、絨毯などに嘔吐してしまったときは消毒後、ドライヤーなどで乾燥をされると、
安心ですね。

トイレで下痢や吐物を流す時は便座の蓋をしてから、流しましょう。
ウイルスの拡散を防ぎます。

上記を消毒の際の参考にしてください。
ほとんどの家庭にあるハイターなどでなく、市販されている,そのまま使える消毒薬を常備されるのも良いですね。

家族内感染が多い、病気でもあります。
症状等がありましたら、早めに受診をして、医師にご相談ください。

日課・業務 ジカウイルス感染症

本日も終了。

今年も蚊の季節がやってきます。
ジカ熱について、不安をお持ちの方がおられると思います。


ジカ熱の症状は
主として軽度の発熱、発疹,結膜炎、関節痛、倦怠感、頭痛などです。
ほとんど,軽い風邪症状ですね。

感染経路は
ジカウイルスを持った蚊がヒトを吸血することで感染します。
輸血,性行為によって感染する場合もあります。
潜伏期間は7日から14日と言われています。
感染しても、全員が発症するわけではありません。
症状が無いか,軽い症状で気が付かないこともあります。

流行地域はアフリカ、中南米,アジア太平洋地で発生があります。
近年は、中南米で流行が拡大しています。


妊婦、及び妊娠の可能性がある方は
妊娠中にジカウイルスに感染すると、
胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあります。
妊婦及び妊娠の可能性がある方は流行地域への渡航を控えたほうが良いとされています。
どうしても渡航しなければならない時は、蚊に刺されないように注意をしてください。

ご心配な方は、医師にご相談ください。

日課・業務 B型、A型インフル混在してます。

本日も終了。

暖かくなったり、寒くなったりの繰り返しですね。
インフルエンザ感染症がだいぶ下火になってきました。


今年はB型、A型が同時に流行しており、小さなお子さんでは、一つが治癒したころ、また別のタイプに感染するお子さんもおられました。


予防接種をされた患者さんは、症状が軽くなり、インフルエンザでも、出社されてしまうケースもあります。
また、市販薬を服用されてて、発熱が抑えられ受診の時期が遅くなる方もおられました。

頭痛や関節の痛み、軽い下痢などの症状などが伴う発熱の時は、一度,医師に相談をされると良いと思います。


この時期、感染性の胃腸炎アデノウイルス感染症などもあります。
しっかり御自分、あるいはお子様の主訴を医師にお伝えください。