日課・業務 B型、A型インフル混在してます。

本日も終了。

暖かくなったり、寒くなったりの繰り返しですね。
インフルエンザ感染症がだいぶ下火になってきました。


今年はB型、A型が同時に流行しており、小さなお子さんでは、一つが治癒したころ、また別のタイプに感染するお子さんもおられました。


予防接種をされた患者さんは、症状が軽くなり、インフルエンザでも、出社されてしまうケースもあります。
また、市販薬を服用されてて、発熱が抑えられ受診の時期が遅くなる方もおられました。

頭痛や関節の痛み、軽い下痢などの症状などが伴う発熱の時は、一度,医師に相談をされると良いと思います。


この時期、感染性の胃腸炎アデノウイルス感染症などもあります。
しっかり御自分、あるいはお子様の主訴を医師にお伝えください。

日課・業務 ノロウイルス感染症

謹賀新年

今年は暖冬で、インフルエンザの発症も少ないです。
その代わりと言っては何ですが、感染性胃腸炎が猛威をふるっています。



ノロウィルス感染症の症状について

突然、嘔吐・下痢が起こります。
食中毒の場合は、食後12〜48時間に症状が現れます。
軽症の場合は、気持ちが悪い程度で終わります。
発熱、呼吸器症状を伴うことがあります。通常、数日で軽快します。
重症になると脱水症状が現れます。
脱水の治療は点滴などが有効ですが、イオン飲料を購入され常温で少しずつ飲まれると
回復されることが多いです。



感染力は非常に強いです。
特に吐物などから感染します。
嘔吐をしたとき、下痢をしたときはトイレの便座を閉めてから流すようにしましょう。



家庭などでの消毒は塩素系の洗剤を薄めて使用されると良いです。
ノロウイルスはアルコール消毒が有効ではありません。


下痢やおう吐等の症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。
詳しくは医師にご相談下さい。

日課・業務 RSウイルスによる感染症

本日も終了。
寒くなってきました

RSウイルスに感染症は、ゼイゼイと息苦しくなる病気です。
寒い季節に多くみられます。


咳や鼻水、鼻づまりなど、風邪の症状で始まりますが、発熱を伴い、次第に咳がひどくなり、ゼイゼイと苦しそうな息になってきます。
ゼイゼイが治まっても、痰がからんだ咳がしばらく続きます。
胸やお腹をペコペコさせて息をしたり、顔色が悪い、母乳やミルクの飲みが悪いときは
再度、医師の診察を受けましょう。


外来治療で治っていくこともありますが、重症になって酸素吸入が必要になることもあります
とくに、6か月未満の赤ちゃん、未熟児や生まれつき心臓病がある子などは重症になりやすい傾向があります。


呼吸が苦しそうなときは、背中を優しくたたいたり、体を起こすように抱っこしてあげてください。
症状の変化を見極めることが大切です。


御心配な時は、こまめに受診をして下さい。

日課・業務 4価インフルエンザワクチン

本日も終了です。

今年もインフルエンザの季節となりました。
東南アジアでは夏でも、インフルエンザは発症しているようですが、①湿度が高くて雨が多いとき、そして②乾燥していて寒いとき、この2つのタイプの気候がインフルエンザウィルスが好むようです。


日本のインフルエンザワクチンは今年度から4価ワクチンになります。
A型2種類、B型2種類です。ワクチン接種をすると、インフルエンザ脳症が防げますかというご質問がございますが、
インフルエンザ脳症は防げません。しかし、インフルエンザにかからなければ、脳症も無いわけですから、予防接種をする意味は大きいですね。


接種回数、摂取量は下記を参考にして下さい。
6ヶ月〜3歳未満・・・・0.25ml×2回
3歳以上〜13歳未満・・0.5ml×2回
13歳以上・・・・・・・0.5ml×1回

海外赴任渡航ワクチンや小さなお子さんの定期接種ワクチンと同時接種も可能です。
詳しいことは医師と御相談ください。

日課・業務 ワクチン事情 B型肝炎(小児)

本日も終了です。
名古屋は毎日、暑い日が続きます。

先月、第19回日本渡航医学会が開催されました。
小児期B型肝炎ウイルス感染症とワクチン接種の意義について、更に学ばせていただきました。


日本ではB型肝炎ワクチンが小児の定期接種化に向けて動き始めています。
B型肝炎ワクチンは世界180ヶ国がユニバーサルワクチンとなっています。このユニバーサルワクチンとは国民全員が受けるワクチンの方法のことです。

アメリカでは小学校の入学までにB型肝炎ワクチンを行っていないと、集団生活を行うことが出来ないとのことで、小学校の入学を認められないこともあるそうです。

お子さんが生まれて1歳までに3回接種を終了することで、大人になってもB型肝炎に対する抗体を保持することが出来ると言われています。
小児のB型肝炎については、母親がB型肝炎である場合、出産に伴う母子感染が有名です。(垂直感染)
最近小児キャリアのうち、3〜4割は父親、祖父母、兄弟などの家族内感染や保育園など集団生活における感染例も報告されています。(水平感染)
B型肝炎ウイルスは血液中だけでなく、唾液、汗、涙、尿など体液中にも存在し、感染源になりうると考えられています。
働くお母さんが、乳児期から保育園に預ける機会も増えていますので、ますます、B型肝炎ワクチンの接種は重要になります。

接種スケジュールなどは医師にご相談ください。

日課・業務 夏風邪

本日も終了です。


上海ファミリーでは、夏休み前の検診、受診のかたがおられます。

一般的に小児科では夏風邪と総称して言いますが、それらは、手足口病ヘルパンギーナ
咽頭結膜熱(プール熱) などがあります。
いずれも発熱や咽頭痛、発疹などがあります。
ご心配な方は医師にご相談ください。


上海ファミリーでは健康診断も行っています。
中国での血液などのデーターは国際単位(モル)などで結果が表示されますが当クリニックでは日本人医師が日本の表示単位に変換し、説明を行います。
臨床医にすぐに相談できることが、メリットでもあります。
予約制で行っておりますので、ご利用ください。



金山ファミリーでは、お子さん達は夏風邪で来院されます。
(ヘルパンギーナ手足口病、下痢を伴う風邪症状など)
大人の方は、咽頭炎、胃腸炎などで来院されます。



この時期は海外渡航、海外留学の方が多くおられます。
今年6月から。承認された髄膜炎のワクチン(メナクトラ)もアメリカ留学のために接種されています。

日課・業務 最近、気になるMERSについて

本日も終了。

毎日、暑い日が続きます。
熱中症の注意が必要です。充分な水分補給をして下さい。


MERS(中東呼吸器症候群)が5月11日韓国において発生した輸入症例から、ご心配をされている方が多いと思います。
韓国での輸入症例は、明らかな接触歴がなかったことから、診断が遅れたこと、医療機関における院内感染対策が不徹底で医療従事者、同じ病棟の患者さんやその家族に二次感染が多発しています。


MERSはMERSコロナウイルスによる急性呼吸器症候群です。
ヒトコブラクダがMERSのウイルスを保有していますので、このラクダとの濃厚接触が感染のリスクになります。
対象地域はアラビア半島又は、その周辺諸国になります。


潜伏期間は2〜14日(中央値は5日程度)無症状な症例から急性呼吸窮迫症候群をきたす
重症例まであります。


症状は発熱、咳などから始まり、急速に肺炎発症し、症例によっては呼吸管理が
必要になることもあります。
また下痢などの消化器症状や多臓器不全(特に腎不全)や敗血症ショックを伴うことがあります。
高齢者、糖尿病、腎不全などの基礎疾患を持つ人が重症化する傾向が高いそうです。



治療につきましては、症状を軽減させるための対象療法ですが、病気の特性から
届け出が義務付けられています。

詳しいことは、医師にご相談ください。