日本での麻疹の流行

 

2019年、国内での麻疹の患者さんは2月中旬までに167人になりました。
特に2月に入って、大阪で沢山の患者さんが出ています。
2015年に日本土着の麻疹は撲滅しております。
しかしながら、海外から持ち込まれるケースが多く、流行が拡大しています。

麻疹は世界規模で増えており、WHOは2019年2月14日に、2018年の全世界の麻疹患者が前年と比較して50%以上も増えていると警告をしています。

麻疹(はしか)は、空気感染で感染をしていきます。
感染力は非常に強く発症者が1人いると、12人以上に感染が広がっていくと言われています。

1990年以前に生まれた人の多くは麻疹ワクチン接種回数が少ないこともあり、罹っていない方は、ワクチンの追加接種をされた方が良いと思います。
麻疹は、人によっては脳炎や肺炎を合併し、死亡することもあります。
予防をすることが、重要です。