日課・業務 上海の医療機関のCM

本日も終了。
フリー雑誌が多い上海ですが、その経済基盤は上海にある企業や料理店などの、広告料金ですね。
始めて、上海で医療を実践し始めたとき、クリニックの広告をフリー雑誌に掲載いたしました。


日本の病院で公立などの現場で働いていた私は、びっくりでした。
医療現場の広告なんて、考えた事が無かったからです。


あれから4年、今は中国衛生局が、医療の広告に対しては、かなり厳しい規制があります。
当クリニックのような、小さなクリニックでは広告料金は、必要経費とは考えていません。
むしろ、そんなコストがあったら、出来るだけ患者さんが利用される設備に投資すべきだと考えています。


しかし、上海に来られた方が眼にするのは、やはり広告なのでしょうか?
当クリニックの患者さんは、ほとんどの方が口コミ情報で来られます。
医は算術ではありませんが、経営が成り立たないと医療の実践は出来ません。
また、患者さんへの還元も出来なくなりますね。


複雑な心境で、週に一度は出されるフリー雑誌を見ております。
日本の町医者でもそうですが、出来る限り患者さんサイドに立って、医療が実践されることが理想ですね。
何処の国でもそうですが、メディアが優遇される社会は、まだまだ、健在のようです。