日課・業務 マイコプラズマ肺炎
本日も終了。
最近、マイコプラズマの感染症の方が居られます。
マイコプラズマは、細菌とウイルスのあいだに位置する微生物によって様々な症状をおこします。
症状
① 発熱,咳,頭痛,鼻汁,倦怠感などが主症状です.病初期には乾いた咳ですが,次第に湿った咳になっていきます
② 気管支喘息の発作を誘発して,胸がゼイゼイすることがあります.
治療
マクロライド系抗生物質(クラリス,エリスロシン,ジスロマック,リカマイシンなど)が有効です。
ゼイゼイが起きた場合には喘息の治療が必要になります.
合併症
3-4%に中枢神経症状(髄膜炎,脳炎),8-15%に消化器症状(下痢,嘔吐,食欲不振,肝機能異常),3-30%に発疹などを生じることがあり,臨床像は多彩です.
多様な症状がありますが、症状が長引くときは、検査が必要です。
昔から4年に一度の流行があり、オリンピック肺炎などとも言われていました。
でも、最近では、その傾向は無く、いつでもありますね。