日課。業務 ヘルパンギーナ
夏になると、子供達の間で流行ってきますね。
当クリニックでも、数名居られます。
日本では小児科の医師は、「夏風邪ですね」と云われますね。
この病気は発熱が3日間、口腔内の痛みが7日間続きますね。
流行時期:初夏〜夏期、時に春。
症状:
38〜40 ℃の発熱,咽頭痛で始まり、周囲の赤い小水が軟口蓋部と咽頭に出来ます。発熱期間は平均3日。下熱後にも口腔内に小潰瘍を生じ、痛みを強く訴えることが多い。
原因:
コクサッキーAウイルス(コクサッキーA1〜10,16,22)などによる咽頭の感染症である。ウイルスの排泄は発症後7日間以上。
潜伏期間:3〜6日。
好発年齢:4歳以下の乳幼児に多発する。
治療:
痛みが強いあいだは殆ど食欲がありませので、水分だけは充分取られるようにしてください。
酸味が強い物や、塩気の強いものは口が痛いと言って、なかなか食べれませんね。
ウイルスの病気は効く薬はありませんので,解熱剤などを使いながら、経過を過ぎるのを待ちましょう。
また、これに似た症状で口内炎が伴う病気も、同じ次期に出てきます。
溶連菌感染症なども、鑑別診断が必要ですね。