日課・業務 多いです胃腸炎、咳の多い風邪

本日も終了。

今週も胃腸炎の方が多いです。
大人の方からお子さんまで、毎日、嘔吐や下痢で来院されますね。


高い発熱の方も多いですが、インフルエンザは陰性です。
ロタチェックでは陽性のお子さんが多いですね。


マイコプラズマによる感染症の方も居られます。

マイコプラズマは細菌とウイルスの中間に属する病原体ですが、非常に多彩な症状が出ます。
昔、小児科の医師が「困ったときのマイコプラズマ」などと言っていました。


マイコプラズマ肺炎の3大症状です。

1 激しく頑固で、しかも長期間にわたる咳が出る。

2 発熱する。 でも特徴的でなく、微熱の場合もあります。

3 全身倦怠感がる。しかし、比較的元気な場合もあります。
 
 
その他に、結膜充血、頭痛などを伴うこともあります。

もしも最大の特徴である、1)「乾いた激しい咳が長引く」場合は、
マイコプラズマ肺炎を疑って検査や治療を受けるのが良いようです。


最近居られたマイコプラズマ肺炎の方の特徴は下記のようです。



発熱とがんこで長引く咳。 特に早朝や起床時,夜間睡眠時にひどくなりやすいです。

小児・若年成人が中心で、1才以下には比較的少ない様です。
  
職場内・家族内で感染する傾向が強い様です。


全身の状態は一般に良好で、必ずしも入院治療は必要ではありませんが、
合併症のある時には入院治療が必要です。

他の肺炎は,聴診器で聞くだけで発見出来ますが、マイコプラズマ肺炎
約50%しか解かりません。

聴診器で胸の音を聞いても悪い音、つまり肺炎特有のプツプツという
泡がはじけるような音は聞こえにくいのです。
ですから、初期のうちは診断しにくい病気のようです。


潜伏期間は2〜3週間ですが、咳による飛沫感染が主です。

私も5年前に罹りましたが、仕事が忙しく年末になって胸のレントゲンを取って診断をされました。皆様も、気をつけてください。